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残留物
2014年12月17日
目が覚めたら季節は冬
見渡せば湖のほとり

静寂の空
辺りは錆びた空き缶の残骸
ヘドロの道を踏みしめて
辿り着いた絶景

息を飲む
そこは一面に広がる限りなき退廃の世界
地平線まで続く湖
薄い油の膜がはった黒い湖

波打ち際
足元には身体がねじれた魚

まだ生きてる
どうして生きてるのか
わからない形をして
生きてる

もがいてる
びたんびたんと音を立てて
口をぱくぱく開きながら
もがいて生きてる
生きてる

けれどしばらくしたら
生臭い泡を吐いてそのまま死んだ
動かなくなって死んだ
死んでしまった

静寂の空
靴を汚したわたしがひとり
足元には朽ち果てた魚
目玉の濁った汚い魚

辺りに広がるのは
ただ無情なるままの夢の後

空を見上げて
鉄っぽい空気を吸い込む
少しむせそうになるのを我慢して
私は白い息を吐いた
ゆっくりゆっくりと
白い息を吐いた

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