スポンサーサイト
--年--月--日
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
泣いてる楓
2013年11月27日
kaede.jpg

剥がれ落ちた景色
音の割れた歌謡曲が響き渡って
空がわたしを誘惑してる

だから傘をさしたんだ

わたしを塞いだ華灯篭
じわじわと色彩が削られていく
神様はどこにいるの
抜け道はどこにあるの

あの日初めて優しく抱かれた
汚れたわたしが受け入れられた
今日もこのままあなたと眠りたい
あなたの部屋であなたといつまでも

抱かれ

あなたが挿した楓の扇
まばたきもせずに眺めてる
紅く品やかに混ざり合う輪郭
影まで鮮やかに彩られる

どうしてだろう
後ろを振り向かず歩いても
どうしてだろう
あの楓のように鮮やかに成れない
また少しずつ色が失われていく

心の深部に流れ続けている
ザラつきのある異物感は
いついつ成れば消えてなくなるの

ねえ
あなたは今なにを見ているの

襖の奥に隠してたフォークとナイフ
いつも袖で隠してた穢れをはだけて
今夜また
わたしはわたしを探して

静かに
スポンサーサイト

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。