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ぜんぶ夏のせい
2017年06月21日
keijiban.jpg

君がひからびている
ふっと思い出してしまったから

僕がとろけている
すっと忘れてしまったから

君がひからびているせいで
僕がとろけているせいで

よくわからない天気がずっと続いて
傘をさしたりとじたりしてばかり

いつものバス停に
バスがこない日がきたとき

僕たちの目は見えなくなってしまう
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狂ったピンク
2017年06月17日
fancy.jpg

なにもかもがピンク色した花畑で
色きちがいの少女がかけまわっている

水蒸気の小鳥を追いかけている
あの子を見てると頭がおかしくなる

野原に寝そべったときにはもう
全身がピンクまみれ

筆箱のなかにまぎれこんでいた
はずの約束がしっぽを巻いて逃げていく

脳みそのいらない部分に保存した
はずの映像が初期化されてノイズになる

愛という文字が花畑に落下して
虫めがねの探偵が現場検証を行うころ

きっと
誰かの背中に包丁が突き刺さる
台無し
2017年04月09日
gomiyama1.jpg

主人の部屋から逃げ出して
形をなくした破片だから
行くあてもなくさまよった
わけのわからぬ破片だから

まぎれこんでいたんだろ
何食わぬ顔していたんだろ
きたない色に変色して
知らないふりしていたんだろ

焼却処分されるとき
うかびあがる煙がすべてさ
煙になったお前が消える瞬間は
あられもないほど恥さらし

しらじらしい青空のもと
明日になればきれいさっぱり
かなしいくらいもぬけのから
みっともないほどすっからかん
どうしようもない夕焼け
2017年03月31日
yuyakesora.jpg

頭をひねり潰された俺の残像が
道で抜いた雑草握りしめて
きたない路地裏をうろついている

心を半分あげたのに
残りの半分が急に変色したことが
なんとなく釈然としない

新発売のガムを気分よく噛んでたら
すぐに味がなくなってげんなりする感じ

味がなくなってもガム噛み続けて
気分が悪くなってオエッてなる感じ

電柱に頭をぶつけまくる日々
足し算も引き算も間違えて
節約してるつもりが損してる毎日

乞食が空き地で
10円玉を20円で売っているのを見て
こいつは天才なんじゃないかと思った

30円で売ったらもっと儲かるのに
儲けたお金で貧しい子供達を連れて
回らない寿司屋だって連れていけるのに

両手を夕焼けにかざして眺めた

腐った味噌汁みたいな色の
どうしようもない夕焼けが燦々としてる
不法投棄
2017年03月16日
umibe.jpg

むかし君とふたりでつくった
あの縄文土器に似たうずまき模様が
さやかに流れている冬あかね

どこでもいいから
なるべく遠くへ流れてほしい
わけのわからない国まで行って
帰ってこれなくなるくらいに

あのうずまき模様のように
ぐるぐる回転しながら
ぐにゃぐにゃ散らばりながら
さいごはやすらかに消えてくれたら

いつからだろう
この海辺に
カモメが飛んでこなくなったのは

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